じゃあ、お前書いてみろよ!

TVドラマを愛してやまない(株)ギミック・シナリオ部・大畑のTVドラマをもっと良くするブログ

「心がポキッとね」で継続視聴心をポキッと折られないための3つの修正点

(株)ギミック・シナリオ部の大畑です。

春クールドラマが今週からどんどん始まりましたね。

4月8日に始まった阿部サダヲ主演「心がポキッとね」の初回視聴率が10.4%とのことで、2シーズンも続き、共に平均視聴率12%獲った「最後から二番目の恋」のスタッフが制作し、山口智子を持ってきた割には、残念なスタートでしたね。

 

でも、このドラマのストーリーは面白かったです。

私は、次回も観るよ!って素直に思えるドラマでした。

しかしながら、3つほど修正しなくてはいけなく感じました。

 

修正点その1

山口智子の演技に心がポキッと折れた!

山口智子の演技手法が、かなりマズイです。

ネットの意見でも多くの方が、山口智子の話し方が気に食わなかったと書いています。

おそらく山口智子は、あの独特な話し方で今回のキャラクターを演じようと考えたはずです。

しかしながら、その演技プランが独りよがりすぎて他の役者とコミュニケーションが取れていません。

ただ、自分がやりやすく、自分が考えてきたプランをやっているだけです。

相手役や演出に合わせた方がいいと思います。ぎこちな過ぎます。

山口智子はトレンディドラマ最後のスターと言っても良いでしょう。

ですが、当時に通用していた演技手法を持ってきてもらっても困ります。

時代は変わるのです。あなたの演技プランによって、コメディに必要な”間”が全て死んでいます。

山口智子をキャスティングしたプロデューサーと演出しているディレクターには、山口智子がアジャストできるように指導してもらいたいと思います。

 

修正点その2

シットコムに寄せよう!

私は、このドラマの設定やキャラやストーリーは悪いと思いません。むしろ面白いと思います。

しかし、表現方法がマズイと思います。

このドラマをアメリカやイギリスは、シットコム(シチュエーションコメディ)で描くでしょう。

「フレンズ」や「となりのサインフェルド」みたいな感じです。

このドラマの設定は、ありえない感じで、ありえないよう展開です。

でも、それはいいんです。ドラマですから。

しかしながら、視聴者はある世界の中でのリアリティが欲しい。

きちんと描こうとするドラマではこの設定はキビシイ。

でも、「シットコム」の世界ではかなり良い設定と思います。

同じフジテレビの「最高の離婚」もシットコムに寄せていました。

そうすることで、きっとこのドラマはより笑えると思います。

 

修正点その3

テンポアップしよう!

修正点1と2のまとめのようなことですが、とにかく演者のセリフ回しが遅い。

コメディ色もまだ出しきれていないから、演技も重いです。

私は、このドラマを少し1.5倍速で観てみました。

すると、面白さも1.5倍になりました。

初回だから手探り感もありますでしょうが、日本のドラマは今や全10話です。

1話も無駄にできません。

 

また偉そうなことを言いました。

「お前、そんな偉そうなことばかり言いやがって! そんなに言うなら、

お前書いてみろよ! ふざけんな!」とお叱りが飛んでくると思います。

その時には、

「はい! 願ってもありません! 是非やらせて頂きます!」

という所存でございますので、宜しくお願い致します。