「婚活刑事」足りなかった2つの連続視聴動機要素とは?
ドラマシーズンが始まると更新が多くなるブログです。
宜しくお願いします。
さて、今回は「婚活刑事」です。
原作物です。なんとなく設定が「うぬぼれ刑事」と似ています。
が、「うぬぼれ刑事」ほどぶっとんでいないです。
この「婚活刑事」、第1話の視聴率は4.9%でしたが、回を重ねるごとに落ちていくでしょう。
なぜなら連続視聴動機要素が欠けていたからです。
”連続視聴動機”とは、連ドラにおいて、次の回も観たくなるモチベーションです。
ドラマの種類によっても違いますが、基本的には”次はどうなる”と言っても過言ではないでしょう。
連ドラの「刑事もの(1時間もの)」において必要な連続視聴動機の要素は、
1、主人公の物語がある
2、主要レギュラーの物語がある
3、縦軸
があると思います。
1の主人公の物語は、主人公の抱える問題や倒したい相手がいて、それに対しての葛藤や対立です。
2の主要レギュラー物語は、連ドラにおいては、1だけでは視聴者は飽きてしまうので、サブキャラクターにも魅力的な物語を用意する必要があります。
3は、毎話1つの事件を追うけど、連続殺人犯をずっと追いかけているとか、誰かの不正を暴こうとしているとか、黒幕がいるとかそういうのです。
「婚活刑事」は、1と3はあったのですが、2がありませんでした。
このドラマが30分物なら1と3だけでも良いのですが、1時間物となりますと2があることでかなり連続視聴動機が生まれます。
あと、深夜帯のドラマなのですから、1つ大切な要素が抜けています。
それは”踏み込み”です。
このドラマの面白いところとして、婚活に勤しんでいる女主人公が好きになってしまった男性は必ず犯罪者というものがあります。
しかし、第1話ではその好きになった男性と、きちんとデートもしていないし、深い話もしていません。
せっかくの深夜なのですから、1度くらい寝ていて欲しいし(主演の伊藤歩は脱げる女優なんですし…)、せめてキスや付き合うくらいの言葉のやり取りがあって欲しいです。
それでこそ、好きになった相手が犯罪者とう悲しみがあるはずなんです。
このドラマは、
「主人公以外の主要レギュラーの物語がない」
「深夜ならではの踏み込み」
が無いことによって、第2話もどうせこ1話と同じくらいなもんだろ…と思われ、HDDの連続予約から外されてしまいます。
どうして、次も観てもらおうという施作をしっかりやらないのでしょうか?
いくつもあるのになぁ〜。
また偉そうなこと言いました。
「そんなこと言うなら、お前、やってみろよ!」
そう言いたい方もおられるでしょう。
「はい。是非やらせていただきます!」
という所存ですので、どうぞ宜しくお願いします。